「イラストAC」に初めて素材を投稿してから20日間ほど経ちました。
現在の素材総数は6点とまだまだ少ないですが、この20日間で約200円の収益を得ることができました。早速ダウンロードしていただけてありがたいです…!!
この記事では私なりのイラストの描き方&ベクターデータの作り方についてご紹介します。
題材となるイラストについて
今回は私が実際にイラストACへ投稿した素材が出来上がるまでの過程を追いながら手順をご紹介します。
題材となるイラストはこちらです↓
実際の素材配布ページはこちら↓
準備編:使う道具について
私がイラストを描く時に使っているものは次のとおり。
- パソコン:iMac 27inch
- ペンタブレット:Wacom Intuos Draw Sサイズ
- ソフト:CLIP STUDIO PAINT PRO、Adobe Illustrator CS5、Cocoapotrace
Macとイラレは(金銭面で)頑張って買いましたが、その他は必要最小限の手頃なものでまかなっています。
描き込みが少ないイラストなら小さなペンタブでも十分!
手描き感のあるイラストをデジタルで制作する時にはペンタブレットが手放せません。
ただ、液タブレットや大きくて高機能なものは高価で手が出せないので、私は板タブレットの中でも小さなサイズを使っています。

私が使っているのが上のタイプ。こちらは旧モデルで、現在は新しいモデルが出ているようです↓

ソーシャルゲーム用のイラストのような凝った着彩をするには液タブレットが便利ですが、今回描いた「吹き出し」のようにシンプルなイラストであれば小さなタブレットでも十分です!
「イラストを描く」ならフォトショよりもクリスタ派
以前はフォトショ(Adobe Photoshop)を使っていましたが、試しにクリスタ(CLIP STUDIO PAINT)を導入してみたところ、もう戻れなくなりました。
ブラシストロークの手ぶれ補正が効いたり、描いた線を後から変更できたり等、まさに痒いところに手が届く!
「イラストを描く」ことにおいては私は断然クリスタの方が使いやすいです。
(写真の色味を補正したりフィルターをかけたりといった作業にはやっぱりフォトショが手放せません)

制作編1:クリスタとペンタブでイラストを描く
ここから制作編です。
クリスタで新規キャンバスを作成。サイズの縦横比はA4ヨコ(297:210)くらいに設定しておきます。
今回は吹き出しというシンプルなイラストなので、ラフは用意せずに線画から描き始めることにしました。
ベクターレイヤーに線画を描く
ベクターレイヤーを新規作成して線画を描きます。
クリスタでイラストを描く時、私は線画はベクターレイヤー、塗りはラスターレイヤーに描くようにしています。
ベクターレイヤーに線画を描くと、後から線の太さやカーブの具合など調整できるので、綺麗な線を引くのが苦手な私はとても助かります。
使用したブラシはペンツールの中のマジックペン。太さが一定になる(筆圧で太さが変わらない)タイプのペンです。
他にも鉛筆ツール・筆ツールとブラシの種類が豊富なので、描くイラストによって使い分けています。
目を引くために遊び心もプラス
セット素材を作る上で私が意識しているのが一風変わったアイテムを全体の2割くらい用意すること。
- 80%:スタンダードで使いやすいアイテム
- 20%:使いどころが無さそうだけど目を引くアイテム
遊び心も意識しつつ、思いつくままに描いていきます。
線幅を太くしてみたり↓
文字を入れてみたり↓
漫符を描いてみたり↓
顔の絵文字も入れてみました。↓
できたイラストがこちら↓
位置の最終調整はイラレで行うので現段階ではだいたいの配置でOKです。
アイテム同士が重ならないようにだけ気を付けます。
ここでペンタブの出番は終了です。
できたら画像データに書き出しておきます。PNGでもJPGでもBMPでもOK。
今回はBMPで書き出しました。
制作編2:イラストをベクターデータに変換
イラレでの作業に移行する前のひと工程。書き出した画像をベクターデータに変換します。
使用するのはCocoapotrace。こちらはMac OS X用の無料ソフトです。
先ほど作った画像データをCocoapotraceにドラッグ&ドロップするだけでEPS形式のベクターデータにサクッと変換できます。
クリスタで描かれた時点のイラストと完璧に同じにはなりませんが、独特の柔らかさがあるベクターに変換されるので個人的に気に入っています。
制作編3:イラレで着色・仕上げ
ここからIllustratorでの作業です。先ほど作ったEPSデータをイラレで開きます。
ライブペイントで線画内を塗りつぶす
まず吹き出しの中の塗り部分を作成します。
使用するのがライブペイントツール。
オブジェクトを選択したあと塗りたいエリアをクリックするだけ。
複数箇所をドラッグでまとめて塗ることもできます。
全てできたら「拡張」ボタンをクリックします。
もしくはメニューから[オブジェクト]>[ライブペイント]>[拡張]を選択します。
これで塗りつぶし部分のパスができました。あとは好きな色に変更するだけ。
今回は白のほかに黒塗りの吹き出しも3点ほど作ってみました。
黒を用意したのはサムネイルで見た時に目に入りやすいように画面にコントラストをつけるためです。
せっかくなのでタイトル部分の黒い円も吹き出しの形にしました↓
背景にも目を引くための工夫を
最後に背景に色をつけます。素材自体は白黒でも背景に色があった方が目に留まりやすいと思います。
今回は明るくハッピーな雰囲気にしたかったので黄緑系に。
淡いボーダー柄にしてみました↓
これで完成です!
素材の配布場所と投稿手順について
完成した素材は次のページで無料配布しています!
イラストACへの投稿手順については次の記事で解説していますのでぜひご覧ください!
おまけ:サムネイルのイラスト素材の紹介
サムネイルで使用している女性のイラストや吹き出しは、私が個人で運営しているフリーイラスト素材サイト「ジェントルダウンロード」にて無料配布しています。
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